河奈裕正河奈 裕正
(かわな ひろまさ)

経歴

慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科学教室准教授, 慶應義塾大学病院歯科・口腔外科診療科副部長, 医学博士

昭和63年3月 東北大学歯学部卒業
平成5年7月 ドイツ・ヨハネスグーテンベルク大学(マインツ大学)
口腔顎顔面外科および歯科外科客員研究員
資格 日本口腔外科学会専門医・指導医、日本顎顔面インプラント学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医、認定医(歯科口腔外科)、日本顎関節学会専門医
委員・講師等 (社)日本口腔外科学会代議員、日本顎顔面インプラント学会理事、口腔腫瘍学会評議員、日本顎顔面再建先進デジタルテクノロジー学会理事 等

インプラント関連の編著書

インプラント治療に役立つ外科基本手技〜切開と縫合テクニックのすべて〜、クインテッセンス出版、2000、改訂版2015(本テキストで一部改変引用)、Ultimate Guide IMPLANTS(共著)、医歯薬出版、2004、インプラント修復の臨床基本手技2 外科. デンタルダイヤモンド社、2012他

口腔外科基本手技実習〜基本が織り成す早くて確実な手術を目指して〜(実習)

手術は, 切開から縫合に至るまでステップごとに正確に行わなければならない。ゆったりと、しかしながら、後戻りしない手術を仕上げていくことが肝要である。そのためには何が大切か。先ず、十分に切開デザインを検討することである。手術のゴールを想定した、侵襲の少ない、そして、安全なデザインを考えることが、常に、各ステップを先読みできる手術に繋がる。では、良い切開デザインを生み出すにはどうしたら良いか。模型、画像を入念に分析することである。良いデザインが決まれば、手術を行う前に手術が半分終わったともいえる。

そして、手術の最後は、一呼吸整えて縫合に当たる。縫合如何で治癒が左右されるので、緊張する必要はないが、最後まで気を抜いてはならない(書経:九仞の功を一簣に虧く)。

縫合をスムーズに終えるには幾つかのコツがある。 基本は、術野から目を離さないで手術できるよう普段からトレーニングすることである。トレーニングしていると手首が柔らかくなって, さらに縫合が早くなる. また, 左手に持つ縫合用ピンセットを上手く使ってフラップを扱うよう心掛けることも大切である。

実習:豚顎骨を用いての切開、剥離、縫合等